布地を縫い合わせることでできるキルト・アンティークキルトについて紹介しています。古くからのものは芸術作品化し、アンティークキルトと呼ばれているようです。
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アンティークキルトを語る前に、私としてはまず「キルト」とはいったいどんなものであるのか調べてみなくてはなりませんでした。それほど、キルトと私の生活とは程遠いものなのです。画像を拝見してみて、デザインは好きになれるものだったんですけどね。
キルトとは、表地と裏地の間に薄い綿を入れ、重ねた状態で指し縫い(キルティング)したものです。日本では、多色の布を縫い合わせたパッチワークキルトが主流です。ヨーロッパで発祥し、アメリカで発展しました。
ヨーロッパの寒冷地で発祥したものが最初のキルトであると言われています。保温のために布地に綿をはさんだのが始まりです。ヨーロピアンキルトと言われています。
アメリカンキルトは、布地の有効利用のために余った布をつないで作ったのが始まりと言われています。布の利用に主眼がおかれたため、モチーフなどの制作は行われませんでした。最も盛んなキルトはアメリカンキルトです。
ジャパニーズキルトというものも、後に誕生しました。1975年に資生堂の主催で開催されたキルト展において、ジョナサン・ホルスタインのコレクションが公開されたことから徐々に「キルター」なる愛好家が増え、アメリカに次いでキルトが盛んになりました。
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アンティークキルトのデザインには魅せられるものがあります!私がたまたま画像を拝見したアンティークキルトは、ベッドに敷く大きな布としての使われ方をしていました。可愛いキルトというよりは、大人っぽいキルトだったように思います。
キルト作りには私はまだ挑戦したことがありません。機会があったらぜひやってみたいとは思っています。しかし、お裁縫もろくにできない私がアンティークキルトを手に入れるためには、やはりお金をだして購入することが一番の近道なのでしょう。そうはいっても、アンティークキルトって、とても古いもの。アンティークキルトが欲しくてネット通販などて購入したくても、古いものだし実物を手にしないと何だか心配だと思っている人もいらっしゃるかもしれませんね。
アンティークキルトのコンディションやデザイン・発色以外には、匂いが気になるということもあります。めったにないことではあるのですが、アンティークキルトのなかには古さゆえの嫌な匂いが付いているキルトもあるそうです。ネット通販の盲点だと思いますが、お洗濯をして気持ちよく使えるような状態にして販売してほしいものですね。リーズナブルなお値段で素敵なアンティークキルトを手に入れることができれば、喜びもひとしおだと思います。素敵なキルトと出会いたいものですね。
「東京国際キルトフェスティバル〜布と針の祭典2008」というイベントが、東京ドームで開催されました。ずいぶん大きな会場で開催されたようで、アメリカに次いで日本でもアンティークキルトで盛り上がっている愛好家がたくさんいらっしゃるようですね。
やはり、楽しみな展示は海外からのアンティークキルトの展示です。今回はログキャビンのアンティークキルトが素敵だったようですね。ログキャビンとは丸太小屋の意味です。暖炉の火をあらわす赤が中央に使われているのが多いのが特徴のようです。アメリカンパッチワークのパターンの中で最も人気のあるパターンの一つです。
他にはリンカーン大統領の追悼キルト、たくさんの種類の小さなハギレを使ったキルト、赤と白のキルト、アーミッシュキルトなど、アンティークキルトは見ていて飽きることがないほどたくさんの種類があるようですね。
アメリカンキルトだけではなく、北欧スウェーデンのアンティークキルトも展示されていたようです。国王ゆかりのキルトのほかに民族衣装につけるポシェットが展示してあったそうです。
キルトを展示しているキルトショーの他には、キルトを販売しているキルトマーケット、キルト作家によるトークショーなど、アンティークキルトの世界を知るといろいろと楽しみがたくさん出来てくるようですね。好奇心旺盛になってきます。